暗号資産（仮想通貨）ビットコイン（BTC）は29日、再び3万8000ドル台に達し、年初来高値の3万8414ドルに近づいています。11月は3万5000ドル〜3万7000ドル台のレンジ相場が続き、多くの暗号資産アナリストがビットコインの今後に注目しています。
ビットコイン、次は4万ドルの可能性も
11月に入り、ビットコインは3万8000ドルの上値抵抗線（レジスタンスライン）に複数回挑んでいましたが、その都度失敗していました。 通常、抵抗線を上抜けできず反落する状況が続いた場合、弱気トレンドへ反転する可能性が高くなります。 この点で、ビットコインが24日に3万8000ドルを超えて年初来高値を更新したのは、仮想通貨ユーザーにとって良いニュースと言えるでしょう。
週足チャートを見ると、ビットコインは10月から急上昇を続けています。年初来高値を更新した24日以降、わずかに下落しましたが、週足のローソク足は6週連続で陽線（終値が始値を上回った状態）に。ビットコイン週足チャートのローソク足が6週連続で陽線となるのは、前回の強気ドレンドが始まった2020年10月〜11月以来となります。
ビットコイン価格予想について、今後4万ドルに向かって上昇すると予測されます。一方、海外で人気の仮想通貨Youtubeチャンネル「Crypto Banter」では、週足終値が3万7000ドルを下回った場合、弱気トレンドへ転換すると主張。その場合、ビットコイン価格は3万4000ドル〜3万5000ドル付近に向かって下落する可能性があります。
NFTゲーム・メタバースゲームの仮想通貨が連れ高に
仮想通貨Youtubeチャンネル「Crypto Banter」は27日、最新動画を投稿。ビットコインがレンジ相場で横ばい状態にある現在、他の仮想通貨に資金が流れていると主張しています。マーケットを見ると、NFTゲーム関連の暗号通貨が上昇を続けています。動画ではガラ・ゲームズ（GALA）、アクシー・インフィニティ（AXIE）のほか、メタバースゲームのザ・サンドボックス（SAND）、ディセントラランド（MANA）などを紹介しています。
ビットコインが静かな間、GALAやAXIEが突如、息を吹き返した。ザ・サンドボックスがある。MANAもある。様々なトークンがある。直近の1週間で、これらの仮想通貨が目を覚まし始めているのがわかるだろう
動画内では、すでに上昇した仮想通貨を追いかけるのではなく、今後の上昇を示唆する重要なレベルをブレイクアウトした仮想通貨を探すよう、アドバイスを送っています。さらに、ドージコイン（DOGE）や柴犬コイン（SHIB）のようなミームコインについても、投資家の関心が高まっていることを指摘しています。